日記 / 21-03-14 / 鶴見、絵の素振り

●前回の日記更新から日が開いてしまった。noteをもう一度使おうと思っていて、日々の身辺雑記は抜きにしてラクガキだけ上げていたら、こっちがおざなりになってしまった。

●鶴見へ行った。なんとなく。蒲田から2駅。そこそこ近いのだがなんの用事もないので人生で鶴見に行ったのは3回くらいだ。そのくせ鶴見の夢は見る。その夢の中の鶴見は雑然と昭和が取り残されていて、通りによっては古い廃墟のような雑居ビルが並んでいて、殺風景で何もない街なのだが、なんかワクワクして歩ける。なんの用事も目的も必要ない。そんな街。どうして何度も夢に見るんだろう。

●実際の鶴見はそんなわけではないのだが、なんとなく落ち着く殺風景さはあった。

●JRの駅に直結してミナールというショッピングビルがある。ショッピングビルというほどショッピング感はない。現に今公式サイトをみてみたら「ショッピング施設」と謳っていた。施設。ちょっと控えめで地味。

●そこに井上書店という小ぶりな書店があった。小ぶりな書店は「どんな書店にしたいのか」という書店としての腕前が試されると思う。ここは特筆する個性は感じないが、毎日帰りがけにふらっと寄りたい雰囲気を醸している。なんか落ち着く書店だな、と思った。

●その下の階には文具のマルハチという文房具店があった。この店もとても小ぶり。何しろ「施設」と謳っているくらいのビルなのでフロアー面積がそもそも小さい。オレは文房具好きなのでペン類、ノート類の新商品などは大抵頭に入っている。小さい店なのですべての商品がぎゅう詰めされていて、新しい商品も含め過不足なく陳列されていた。これもまたどんな店にしたいのか、という店員の腕前が試されていて、いい答えを出しているな、と思った。本店が別途鶴見にあるそう。今日は休業日らしいで別の日に行ってみたい。

●周囲をちょっとぶらついてドトールへ。ここも店が小ぶり。店舗限定のミラノサンドがあった。珍しい。試験販売的なことをしてるのかな。カニとカマンベールのミラノサンド。ふわふわっとしたカニの控えめな味と腹にもたれない軽さが夕方のおやつにちょうど良かった。

●調べたらちょっと離れた場所にダイソーがあるそう。徒歩で15分ほど。イトーヨーカ堂やヤマダ電機のあるロードサイド店的な一角だった。巨大。多分オレが行ったダイソーで一番巨大かもしれない。他では見ないDIY用の板とかもあった。文房具売り場を中心にぶらつく。楽しい。広いスペースを活かしてゆったりしている。でも100均はちまちまギッチリ詰まった店舗の方が好きかな。

●寄らなかったけどベローチェがあった。ベローチェがある街がなんか好きだ。スタバやタリーズでは醸せないダラっと気楽な雰囲気を感じる。ドトールやサンマルクカフェは街に自然に溶け込んでいるが、なぜかベローチェは異質な感じがする。上手い例えが見つからないが、なんか「部室」みたいな感じ。

●さっき行ったドトールは西口店で東口にもドトールがあった。こっちは最近よく見るブース席もある広い店。英語の勉強も兼ねたNHK Worldの英語ニュース見ながらダラダラ過ごす。

●何もしていない一日になってしまったが鶴見は楽しかった。次はもう少し早めの時間に行って何もしていない一日をまた過ごしたい。

●ドトール2軒寄ったのにラクガキをしていなかった。真夜中に一枚。

●どうも最近描き損じが多かったり、修正ペンの出番が多かったりする。ボールペン一発描きなので大きな修正はできないけど。下書きなしにこだわっているというより、パッと描き始めて15分くらいで一枚仕上げる、というのは絵を描くハードルを下げるという意味で重要だなと思っている。日課としての「素振り」と言うか。ちょっと欲が出てちゃんと描かねば、という意識が強くなってるのかな。

●まぁ考え込んでも仕方ないので日課は日課として続けねば。それよりも画力向上のための「素振り」なのにちゃんとした絵をなかなか描かないというかバッターボックスに立たないのが一番の問題かもしれない。

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